息子が生まれて、はじめてのクリスマス。小さなクリスマスツリーを買って、テレビの横に置きました。飾りは100円ショップで、あれこれ選んで。今思えば、ずいぶん一生懸命だったような気がします。
私が子どものころにも、小さなツリーがありました。飾ってもらえたのは数回だけ。それでも、母といっしょに飾り付けをした時間は、うれしくて、今も忘れられません。
その夜は、親子三人でお祝いをしました。息子はまだ0歳。きっと、何も覚えていないでしょう。でも、私は覚えています。君のはじめてのクリスマス。
みなさんのはじめてのクリスマスは、どんな夜でしたか?
0歳や1歳の赤ちゃんに贈るクリスマス絵本は、物語を読み聞かせるというより、めくる、さわる、見つめる、音を聞くといった「遊ぶ」楽しみ方が中心になります。この記事では、出版社の対象年齢が0歳から2歳ごろの絵本を中心に、ボードブック、しかけ、さわる・光る、形と音の4つの切り口で、おすすめの8冊を選びました。人気ランキングの順位ではなく、絵本ナビなどの商品ページで確かめた情報をもとにした選書です。はじめてのクリスマスにぴったりの、大人と子どもがいっしょに楽しめる作品が見つかりますように。プレゼントやギフトにも選びやすい絵本を集めました。
迷ったらこの3冊
どれを選ぶか迷ったときは、まずこの3冊から。

- 1歳から
- 型抜きボードブック
- 32頁
- 0〜2歳向け
- 『ツリーさん』:キラキラ仕様のボードブック。880円で、出版社の表記は1歳から。
- 『クリスマスのかくれんぼ』:型抜きのしかけで遊べるボードブック。出版社の表記は0歳から2歳。
- 『おいしい! クリスマス』:クリスマスのごちそうができあがるしかけつきのボードブック。出版社の表記は0歳から2歳。
クリスマス絵本 0歳・1歳の早見表
| 書名 | 出版社の対象年齢 | 楽しみ方 | 形 |
|---|---|---|---|
| ツリーさん | 1さいから | ボードブック | ボードブック・22ページ |
| クリスマスのかくれんぼ | 0歳・1歳・2歳〜 | ボードブック | 型抜き・32ページ |
| おいしい! クリスマス | 0〜2歳 | しかけ | ボードブック・8ページ |
| サンタさん どこにいるの? | 0歳から | しかけ | 8ページ |
| クリスマス いないいないばあ! | 表記なし | さわる | フェルトをめくる・10ページ |
| きらきら ぴかぴか メリークリスマス! | 0・1・2歳(書店の表記) | 光る・色 | 16ページ |
| さんかくサンタ | 表記なし | 形 | 32ページ |
| 音と光のでる絵本 クリスマスタンバリン | 0・1・2歳〜 | 音と光 | 14ページ |
※年齢は出版社や書店の表記です。実際の目安は子どもによって変わります。
ボードブックで選ぶ、おすすめのクリスマス絵本
ボードブックは、ページが厚紙でできた絵本です。小さな子が自分でめくりやすく、何度も手に取って遊べます。
『ツリーさん』|新井洋行
- 1歳から
講談社|2012年|ISBN 9784061325296|1さいから|16cm・22ページ・880円
見やすさ ★★★★☆|ツリーが完成していく楽しさ
あらすじ クリスマスの日、もみの木の「ツリーさん」のところへ、オーナメントの仲間たちが次々に寄ってきます。飾りが増えるたびに、ツリーさんは見慣れたクリスマスツリーの姿に近づいていきます。
おすすめ 絵はシンプルで見やすく、きらきら光る表紙もクリスマスらしい、小さな子向けの絵本です。
『クリスマスのかくれんぼ』|いしかわ こうじ
- 型抜きボードブック
- 32頁
ポプラ社|2014年|ISBN 9784591141854|0歳・1歳・2歳〜(出版社表記)|16×16cm・32ページ・1,210円
声に出す楽しさ ★★★★☆|しかけ=型抜き
あらすじ ページに開いた穴の形から、中に何が隠れているかを想像して、めくって答えを確かめます。ツリーなどクリスマスのものが次々に姿を見せます。
おすすめ 擬音が多いので、声に出して読むのも楽しい一冊です。赤と緑の色使いがクリスマスらしく、厚紙でできたつくりなので、1歳の子どもが自分でめくる絵本としても向いています。
しかけで遊ぶ、おすすめのクリスマス絵本
しかけを動かすと絵が変わる絵本は、読み聞かせの時間をいっしょに遊ぶ時間に変えてくれます。ほるぷ出版のひらぎ みつえさんの絵本を2冊選びました。

『おいしい! クリスマス』|ひらぎ みつえ
- 0〜2歳向け
ほるぷ出版|2021年|ISBN 9784593103157|0〜2歳(出版社表記)|16×16cm・8ページ・935円
あたたかさ ★★★★☆|しかけ=めくって動かす
あらすじ 小さなエルフたちが、クリスマスの準備をしています。フルーツを切ったり、ケーキにクリームをのせたり、オーブンの中のチキンはおいしそう。しかけを動かすたびに、ごちそうができあがっていきます。
おすすめ 「クリスマスパーティーはじまるよ!」のしかけをもとに、新しく作られた絵本です。サイズは16×16cmと小さく、8ページで手に取りやすい一冊です。
『サンタさん どこにいるの?』|ひらぎ みつえ
- 0歳〜
ほるぷ出版|2016年|ISBN 9784593583218|0歳から(出版社表記)|16×16cm・8ページ・935円
しかけ=動かすたびにサンタさんが出てくる
あらすじ クリスマスにサンタさんを探す、しかけ絵本です。ページをめくってしかけを動かすたびに、サンタさんがあらわれます。
おすすめ 「どこにいるの?」と声をかけながら、いっしょにしかけを動かして楽しむ読み方ができます。
さわって楽しい、おすすめのクリスマス絵本
赤ちゃんは、見るだけでなく、さわって確かめるのも大好きです。感触や光り方が特徴の絵本を選びました。
『クリスマス いないいないばあ!』|インゲラ・アリアニウス
岩崎書店|2020年|ISBN 9784265851690|出版社の年齢表記なし|B5変型判・10ページ・1,320円
さわる楽しさ ★★★★☆|しかけ=フェルトをめくる|最後のページは鏡
あらすじ 雪だるまやサンタが、カラフルなフェルトの下に隠れています。フェルトをめくって「いないいないばあ」を楽しみ、最後に隠れているのは、読んでいる子ども自身です。
おすすめ 最後のページは鏡になっていて、読者のレビューには何度も見たがるという声があります。
『きらきら ぴかぴか メリークリスマス!』|瀧 靖之 監修/あかいし ゆみ 絵
- 赤ちゃん向け
朝日新聞出版|2024年|ISBN 9784023334144|0・1・2歳(書店の表記)|16ページ・1,320円
色の見やすさ ★★★★☆|キラキラ光る絵
あらすじ 「きらきら ぴかぴか」シリーズのクリスマス版です。雪だるま、サンタ、トナカイ、ツリーが登場します。
おすすめ 出版社は、赤ちゃんは見る力が弱い時期にはっきりした色やキラキラしたものに目がとまりやすいと紹介しています。そうした赤ちゃんが喜ぶ絵を集め、監修の瀧靖之さんが脳科学の面から解説しています。
形と音で遊ぶ、おすすめのクリスマス絵本
形をおぼえはじめる時期や、音が出るものに興味を持つ時期には、こんな絵本も楽しめます。
『さんかくサンタ』|tupera tupera
絵本館|2011年|ISBN 9784871100724|出版社の年齢表記なし|200×182mm・32ページ・1,540円
形の楽しさ ★★★★☆|リズムのある言葉
あらすじ 三角のサンタが、丸い袋を背負って、四角い家に入っていきます。丸・三角・四角の形で、クリスマスの場面が描かれています。
おすすめ 商品ページには、あたたかい布のような質感のある、シンプルなつくりの絵本と紹介されています。レビューには、リズムのある言葉とカラフルな形が小さな子の目を引き、形のおぼえにもなるという声があります。
『音と光のでる絵本 クリスマスタンバリン』|サタケシュンスケ 絵
- 0・1・2歳〜
成美堂出版|2020年|ISBN 9784415329161|0・1・2歳〜(出版社表記)|14ページ・1,980円
音と光 ★★★★☆|しかけ=タンバリン
あらすじ メロディーボタンを押すと、歌声入りのクリスマスの曲が流れます。6曲を収録しています。
おすすめ タンバリンはふると鈴の音、たたくと7種類の音が出て、ライトが点滅します。絵本というより、おもちゃのように遊べる一冊です。電池や安全面の注意は、購入前に商品ページで確かめてください。
赤ちゃんと楽しむ、クリスマス絵本の読み聞かせ
赤ちゃんの読み聞かせは、ストーリーを読むよりも、大人が声をかけたり、子どもといっしょに手を動かしたりする時間になります。この記事の絵本には、次のような楽しみ方があります。

- 『サンタさん どこにいるの?』:「どこにいるの?」と声をかけながら、いっしょにしかけを動かします。
- 『クリスマスのかくれんぼ』:穴の形を見て「何かな?」と考え、擬音を声に出して読みます。
- 『クリスマス いないいないばあ!』:「いないいない」と声をかけてから、フェルトをめくって「ばあ!」と見せます。
- 『音と光のでる絵本 クリスマスタンバリン』:流れるメロディーに合わせて、タンバリンをふったりたたいたりします。
クリスマスプレゼントに絵本を選ぶときの3つの目安
0歳や1歳の子どもへのクリスマスプレゼントに、絵本を選ぶときの目安は次の3つです。他の絵本と見比べるときも、赤ちゃんへの贈り物として、出版社のサイトで最新の情報を確かめておくと安心です。

- 年齢:出版社の対象年齢を、早見表で確かめます。
- 値段:この記事の絵本は、880円のボードブックから1,980円の音と光のでる絵本まであります。
- 遊び方:めくる、さわる、見つめる、音を聞くの、どれを楽しみたいかで選びます。
プレゼントにした絵本は、クリスマス当日だけでなく、12月に入ってから毎日の読み聞かせにも使えます。祖父母から孫へのプレゼントなら、お正月に会ったときに、いっしょに読むのも楽しみの一つです。
0歳と1歳で、クリスマス絵本の選び方はどう変わる?
出版社の対象年齢は、「0歳から」「1さいから」「0〜2歳」と本ごとに違います。0歳の子どもには、はっきりした色の絵や、ページをめくるだけでも楽しめるしかけの絵本が選びやすく、1歳の子どもには、自分でめくれるボードブックや、型抜きで「何かな?」を楽しむ絵本が向いています。2歳ごろまで楽しめる絵本も多くあります。同じ月齢でも好みは違うので、みんなに同じ絵本が合うとは限りません。
よくある質問
- 0歳にクリスマス絵本は早いですか?
-
出版社が「0歳から」としている絵本があります。この記事では、『サンタさん どこにいるの?』が0歳から、『おいしい! クリスマス』と『クリスマスのかくれんぼ』が0〜2歳の表記です。
- 1歳のクリスマスプレゼントにおすすめの絵本は?
-
出版社が1歳からとしている『ツリーさん』は、880円のボードブックです。『クリスマスのかくれんぼ』のような型抜きの絵本も、1歳の子どもが自分でめくって遊べます。
- 赤ちゃんへのクリスマスプレゼントに、絵本はどうですか?
-
ボードブックやしかけ絵本なら、読み聞かせのあとも手に取って遊べます。880円の『ツリーさん』から、音と光の出る1,980円の絵本まで、値段もさまざまです。
- ボードブックのよいところは?
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ページが厚紙でできているので、小さな子どもが自分でめくりやすく、ひとりでも楽しめます。何度も手に取って遊べます。
- 2歳・3歳向けのクリスマス絵本は?
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ひとつ年を重ねると、絵本のなかで遊べることが少しずつ増えていきます。2歳・3歳のクリスマス絵本は何を選ぶ?に、しかけや笑える一冊をまとめました。
- クリスマス絵本のほかに、赤ちゃんと楽しめる絵本は?
-
書店の児童書のコーナーには、動物の鳴き声をまねして楽しめる絵本など、赤ちゃん向けの絵本がたくさんあります。クリスマスの時期は、世界のクリスマスを描いた絵本や、ふだんの絵本といっしょに、楽しく読み比べてみるのもおすすめです。
まとめ:はじめてのクリスマスに、今年の一冊を
ボードブックでめくる、しかけで遊ぶ、さわる、光る、音を聞く。特別な日の0歳・1歳向けのクリスマス絵本には、それぞれの楽しみ方があります。子どもの月齢と、遊び方に合わせて、今年の一冊を選んでみてください。2歳・3歳向けと4〜6歳向けのクリスマス絵本は、それぞれ別の記事でご紹介しています。













