クリスマスの絵本を探しているときは、クリスマス絵本のおすすめ|0〜6歳の年齢別まとめへ。
サンタクロースは、どこから来た人なのでしょうか。クリスマスに子どもたちへプレゼントを贈ってくれる、世界中で知られた存在です。「本当の名前は?」「どうして空を飛べるの?」と聞かれて、答えに迷うことがあります。この記事では、サンタクロースの由来を、聖ニコラウスという人の話から順に、子どもに話せるお話としてまとめました。そのあとで、大人向けに、名前や赤い服の由来を、確かなことと伝承に分けて整理します。
クリスマスそのものの由来は、クリスマスの由来と意味|12月25日の理由と子どもに話せるお話に分けています。
子どもに話せる、サンタさんのお話
声に出して読める長さにしました。「伝えられています」の部分は、そのまま「むかしからの話なんだって」と言いかえて話せます。
むかし、ミラの町に、やさしい司教さんがいた
いまから1700年ほど前のことです。ミラという町に、ニコラウスという人がいました。町の人から慕われる、司教さんでした。ミラは、いまのトルコにあたる場所だと言われています。

その町に、貧しい家がありました。お父さんには、三人の娘がいます。お嫁に行くための持参金が用意できず、お父さんは困っていました。

ある夜、ニコラウスさんは、だれにも知られないように、その家の窓から金貨を投げ入れました。金貨は、暖炉のそばに干してあった靴下の中に落ちたと伝えられています。伝承では、金貨は三度に分けて贈られ、三人の娘はそれぞれお嫁に行けるようになった、と語られます。

朝になって、家族はおどろきました。だれがくれたのか、わかりません。

ニコラウスさんは、こうして困っている人や子どもたちを、そっと助けつづけたそうです。亡くなったあとも、その話は語りつがれ、ニコラウスさんは「聖ニコラウス」と呼ばれるようになりました。
その話が、世界に広まった
12月6日は、聖ニコラウスの日です。むかしのヨーロッパでは、この日に、子どもたちへ小さな贈り物をする習慣がありました。

聖ニコラウスは、オランダ語で「シンタクラース」と呼ばれます。この名前が、海をわたってアメリカに伝わり、「サンタクロース」という呼び名になったと言われています。

こうして、聖ニコラウスの話は、クリスマスの夜に子どもたちへ贈り物を届けるサンタクロースの話と、重なっていきました。
おしまい。
この話は、聖ニコラウスの伝承に基づいています。金貨の話は、後の時代に語りつがれた伝承で、史実として確かめられたものではありません。
サンタクロースの名前の意味と由来、英語では?
サンタクロース(Santa Claus)という名前には、どんな意味があるのでしょうか。オランダ語の「Sinterklaas(シンタクラース)」が元になったと言われています。さらにさかのぼると、「Sint Nikolaas(聖ニコラウス)」を縮めた言い方です。英語の「Saint Nicholas(セント・ニコラス)」と同じ人をさします。
国によって、呼び名が違います。ドイツ語圏では「ニコラウス」、イギリスでは「ファーザー・クリスマス」、フィンランドでは「ヨウルプッキ」と呼ばれます。
サンタクロースの正体は?キリスト教の聖人がモデル
サンタクロースは、キリスト教の聖人、聖ニコラウスの伝説をもとにした人物だと言われています。モデルは、4世紀ごろ、小アジア(現在のトルコ)のミラで司教をしていた、ニコラウスだとされています。命日は12月6日と伝えられています。
ただ、ニコラウスについて、確かな記録はあまり多くありません。貧しい三姉妹に金貨を贈った話や、子どもを助けた話は、後の時代に広まった伝承です。「本当の名前」は、聖ニコラウス(ミラのニコラオス)、と答えるのが近いと思います。
赤い服のイメージ・トナカイ・煙突と靴下の由来
赤い服
司教の服が赤かったことから、赤い服になったという説明があります。1930年代のコカ・コーラの広告が、赤い服のサンタを作ったと言われることもありますが、これは俗説です。それ以前から、赤い服のサンタの絵は描かれていました。広告は、そのイメージを広く定着させたとされています。
トナカイとそり
トナカイが引くそりに乗って空を飛ぶ姿は、1823年にアメリカで発表された詩「聖ニコラスの訪問」で広まったと言われています。この詩のなかに、8頭のトナカイが登場します。

煙突と靴下
靴下は、先ほどの金貨の伝承から来たと説明されます。煙突とトナカイの姿は、1823年にアメリカの新聞に匿名で載った詩で広まったと言われています。それより前の起源は、はっきり確認できていません。

サンタクロースはいつ日本に?日本での広まり
サンタクロースは、いつ日本に伝わったのでしょうか。日本のサンタクロースは、クリスマスの広まりと一緒に、明治以降に知られるようになったとされています。赤い服にトナカイのそりという姿は、欧米の絵や広告を通して伝わり、いまの日本のイメージとして定着しました。始まりの年を、はっきり示せる資料は見つかっていません。クリスマスの広まりについては、クリスマスの由来の記事の、日本のクリスマスの項にまとめています。
世界のサンタクロース|国ごとの文化と習慣
サンタクロースの姿や名前は、国や文化によって違います。贈り物を運んでくる人物が、サンタクロースではない地域もあります。
- オランダ:12月5日の夜に、シンタクラースが子どもたちに贈り物を届けます。
- ドイツ:12月6日の聖ニコラウスの日があり、地域によっては、24日にクリストキントが贈り物を運ぶと言われています。
- フィンランド:「ヨウルプッキ」が家を訪ねてきます。
世界中の人々が、それぞれの文化や風習のなかで、冬の夜に贈り物をする楽しみを続けてきた、と言えそうです。サンタクロースは、人々の心のなかで、家庭ごとに育ってきた存在とも言えます。
フィンランドに住んでいるのはなぜ?
サンタクロースはフィンランドに住んでいる、という話があります。フィンランドの北部、ロヴァニエミには「サンタクロース村」があり、世界じゅうから手紙が届きます。北の雪深い冬の街に住むというイメージは、そのあとに育ったものと言われています。聖ニコラウスの出身地であるトルコとは、場所も違います。
サンタさんへ手紙を書く話は、サンタからの手紙2026|フィンランド・カナダ・国内の料金と締切を比較にまとめています。
子どもに聞かれたときの答え方
「サンタさんって本当にいるの?」と聞かれたときは、年齢によって答え方が変わります。小さな子には、「むかし、ニコラウスさんという人がいて、子どもたちにそっと贈り物をしたんだって」と、お話として伝える方法があります。
「サンタは何歳?」と聞かれたときの答え方は、サンタさんは何歳まで?聞かれたときの親の答え方で、年齢別にまとめています。
サンタクロースの由来のまとめ
ここまで紹介した知識を、短くまとめます。
- 人物:4世紀ごろの司教、聖ニコラウス。のちに聖人とされました。
- 名前:オランダ語のシンタクラースが元になり、サンタクロースと呼ばれるようになりました。
- 12月25日のクリスマスを祝う家庭へ、プレゼントを持って訪れてくれる存在として、いまの姿になりました。
- 赤い服、トナカイ、靴下:長い時間をかけて、人々の想像や絵、広告によって重なっていきました。
サンタクロースは、どんな人物なのか。こうした知識を知っておくと、子どもに聞かれたときにも、楽しみながら話せます。
よくある質問
- サンタクロースの本当の正体は何ですか?
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モデルは、4世紀ごろ、現在のトルコにあたるミラで司教をしていたニコラウスだとされています。貧しい人や子どもをそっと助けたという伝承が、サンタクロースの話につながったと言われています。
- サンタクロースの名前の由来は何ですか?
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オランダ語の「シンタクラース(Sinterklaas)」が元になり、英語圏で「サンタクロース」と呼ばれるようになったと言われています。もとは、聖ニコラウスを縮めた言い方です。
- サンタクロースの本当の名前は何ですか?
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聖ニコラウス(英語ではセント・ニコラス)、またはミラのニコラオスと呼ばれる人が、もとになったとされています。
- サンタさんは、どうして空を飛べるのですか?
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空を飛ぶトナカイのそりは、1823年にアメリカで発表された詩で広まった話だと言われています。小さな子には、「サンタさんは、魔法のそりに乗っているんだって」と、お話として伝えられます。













