名名前入り絵本・オーダーメイド絵本のパーソナライズ絵本ブランド MY STELLA(マイステラ) が、静岡県内の経営者・ビジネスパーソンに読まれる経済誌『静岡ビジネスレポート』2025年12月5日号(No.1557)に掲載されました。表紙および見開き2ページの特集「旬/な/人」にて、MY STELLAを手がける有限会社飯塚印刷 常務取締役・飯塚潤がインタビューに応じています。見出しは 「一冊の絵本が未来を変える」。
この記事では、誌面の全文をそのままご紹介します。名前入り絵本・出産祝い・誕生日ギフトをお探しの方にも、事業の背景や想いを知っていただける内容です。

旬/な/人 | 一冊の絵本が未来を変える
飯塚 潤 有限会社 飯塚印刷 常務取締役
世界に一つだけの絵本で 子どもの自己肯定感を育み 印刷技術の価値を再定義する
飯塚印刷は、名刺やチラシ、封筒、冊子などの紙類、レーザー加工、転写プリントなど、あらゆる印刷に小ロットから対応する地域密着型の印刷会社だ。創業から70年を迎えた2025年、世界に一冊だけのパーソナライズ絵本「MY STELLA」(マイステラ)を開発。同年のグッドデザイン賞を受賞した。常務取締役の飯塚潤氏に、この事業に込めた思いを聞いた。
家族でつくり、読み、楽しむパーソナライズ絵本
飯塚印刷が手がける「MY STELLA」(マイステラ)は家族参加型のパーソナライズ絵本制作サービスだ。ウェブサイト上から子どもや家族の名前、誕生日などを入力、髪型や眼の色などキャラクターのパーツを選択し、カスタマイズしてオリジナルの絵本をつくる。手描きイラストの温かみとテクノロジーの融合、装丁オプションの豊富さや、家族のコミュニケーションを促進する新しいツールとしての今後の展開が評価され、2025年度グッドデザイン賞を受賞した。
少子高齢化の中でも、絵本市場は緩やかに拡大している。デジタル化が進むほど「紙で読む特別な体験」の価値が見直されているためだ。さらに飯塚氏が注目したのは、名入れから完全オーダーメイドまで、大切な人に贈るカスタマイズされたパーソナライズギフト市場だ。「マイステラは、パーソナライズギフト市場のニーズに、家族が一緒につくる”共創体験”を掛け合わせたサービスだ。作品ごとに世界観やテーマは異なり、子どもが冒険の主人公として旅に出る物語から、命の誕生を描く情緒的な作品まで幅広い。なかでも次期リリース予定の『おやこはじまりえほん』は、十人十色の妊娠・出産の体験や家族のカタチそのものを物語に反映できる、より深いパーソナライズを特長としている。いずれの作品も絵本を家族でつくり、子どもに手渡し、そして皆で読むという一連の時間そのものを価値として設計している」と話す。
子どもが主役の絵本で自己肯定感を高めたい
マイステラは、第22回しずおかビジネスプランコンテストで、奨励賞と静岡ガス賞の2つの賞を受賞。構想から3年をかけ、2025年3月にリリースされた。
パーソナライズ絵本の取り組みのきっかけとなった要因の一つに、印刷業界を取り巻く環境がある。2000年代以降のペーパーレス化の推進により、業界の出荷額はピークの約9兆円から、2025年には3.5兆円までに縮小するといわれている。印刷業界の縮小が続く中で、新たな柱として「子どもたちの未来に役立つ事業をつくりたい」という思いが強くなった、と飯塚氏は話す。「子どもの教育格差や不登校は、家庭の経済格差も反映されるなど複雑になっている。そうした影響もあるのか、日本の子どもの自己肯定感は先進国の中でもかなり低い。人生の中で誰もが触れる絵本を通して、その改善に貢献したかった」。
現在、マイステラは新たなストーリーを準備中で、現在リリースされているものと合わせて6タイトルがそろう予定だ。
青年会議所の活動で気づいた家業の発展と社会貢献
絵本づくりに込めた社会貢献の思いは、青年会議所での活動経験によるものだと飯塚氏はいう。美容師を目指し、東京の美容学校に進学し就職。帰郷後家業に入り、29歳で静岡青年会議所に入会。当初は嫌々ながら、いつしか積極的に活動に参加し、2019年度には理事長に就任した。
「ここで学んだことは大きい。それまではコンプレックスの塊で、そのくせプライドだけは高かった。経営者の子どもは恵まれているように見えても、悩みながら努力している。きれい事ではなく家業を通じて社会に貢献したいと本気で思っている人がいて、刺激を受けた。むしろ、そうした思いがなければ、事業は成功しないという気づきを得た。いらないプライドを捨て、最後に踏ん張る精神性を鍛えてもらった」。
文化の発展を担っていた印刷技術の精神を後世につなぐ
飯塚氏は、マイステラを「家族の時間と記憶を、特別なカタチで紡ぐブランド」と位置づけている。絵本はその第一歩だ。「多くの子どもたちが、自分自身の地図を描き、未来へ踏み出せるように。自分自身の道標となる星を見つけられるよう力になりたい」と語る。絵本づくりでは、子どもが好きなことや、今は世の中にないけれど「あったらいいな」と思える物語を大切にしているという。「実際に手にした人からは『おもしろい、子どもに買ってあげたい』という声を聞くが、事業的にはあと一歩のところが足りないと感じている。それを掘り下げていきたい」。絵本というカタチで家族の物語を未来へ残すことは、印刷が本来持っていた文化的な役割を今の時代に再び呼び戻す取り組みでもある。
パーソナライズ絵本の浸透によって「印刷が世の中に提供できる価値を再定義する」というミッションも掲げている。「木版から活版へと印刷技術は進化し、活字は人の思いや文化を未来へ残す媒体となってきた。いまはその価値が見えにくくなっているが、本質が失われたわけではない。子どもの頃から親しむ絵本づくりを通して、その精神を受け継ぎ、伝えていきたい」。
子ども写真館など実店舗とのタイアップも進めている。
■略歴
飯塚 潤(いいづか じゅん) 1979年静岡市生まれ。静岡県立静岡東高等学校卒業後、上京。美容学校で学んだ後、美容室に就職。静岡にUターン後、27歳で父が営む㈲飯塚印刷に入社。29歳の時に静岡青年会議所に入会。家業を通じた社会貢献を考えるようになる。2018年、常務取締役に就任。2025年3月、静岡発のパーソナライズ絵本「MY STELLA」を発表。日常の気分転換はサウナ。
出典:『静岡ビジネスレポート』2025年12月5日号(No.1557)
世界にひとつだけの名前入り絵本を贈る
MY STELLAは、お子さまの名前・誕生日・髪型・肌の色・家族構成までカスタマイズできる、**世界にひとつだけの名前入り絵本**です。
出産祝い、1歳・2歳・3歳のお誕生日プレゼント、入園・入学祝い、クリスマスギフト、孫への特別な贈り物──大切な人に「世界にひとつだけ」の物語を届けたいときに選ばれています。2025年度グッドデザイン賞を受賞し、静岡発のオーダーメイド絵本として全国のご家族へお届けしています。
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