「ウォーリーをさがせ!」から始まった探し絵本の世界は、今や子どもたちの知育に欠かせない存在になっています。お子さまの集中力や観察力を育みながら、親子の貴重な時間も紡ぐ探し絵本。でも「どんな絵本を選べばいいの?」という悩みをお持ちの方も多いはず。この記事では、2025年最新の年齢別のおすすめ絵本を厳選してご紹介。0歳から楽しめる赤ちゃん向けの作品から、5〜6歳の論理的思考を育む高度な仕掛けのある絵本まで、成長段階に合わせた選び方をお伝えします。さらに、プレゼントにぴったりの一冊や、親子で楽しむための読み方テクニックも。子どもが夢中になる理由と、その教育的効果を理解して、お子さまにぴったりの一冊を見つけてくださいね♪
探し絵本とは?子どもの成長を促す魅力
探し絵本とは、カラフルで細部まで丁寧に描かれたイラストの中から、特定のキャラクターやものを探し出す参加型の絵本です。「ウォーリーをさがせ!」シリーズが代表的ですが、近年ではより多様なテーマや難易度のものが登場し、子どもたちに大人気となっています。一見シンプルな「探す」という行為の中に、子どもの成長を促す様々な要素が詰まっているのが探し絵本の魅力です。
探し絵本では、子どもたちは「これはどこにあるかな?」「あの子はどこに隠れているのかな?」と、ページをじっくり観察します。この「探す」という行為自体が、集中力や観察力、そして忍耐力を自然と育んでいくのです。
子どもは成長段階によって、探し絵本の楽しみ方が変わります。2〜3歳の小さなお子さんは単純に「見つける」喜びを、4〜5歳になるとストーリーを理解しながら探す楽しさを、小学生になると複雑な仕掛けや謎解きを楽しむようになります。年齢に合わせた探し絵本を選ぶことで、その時期の発達に最適な刺激を与えることができるのです。
探し絵本の教育的効果と発達支援
探し絵本は単なる遊びの本ではなく、子どもの発達に多面的に働きかける教育ツールとしての側面を持っています。その教育的効果は以下のように多岐にわたります。
まず視覚的認知能力と空間認識能力の発達を促します。複雑な絵の中から特定のものを見つけ出す行為は、目と脳の協調性を高め、細部への注意力を養います。こうした能力は、後の読み書きや図形認識などの学習基盤となる重要なスキルです。
また、言語発達にも大きく貢献します。探し絵本を親子で楽しむ際、「右上の木の後ろに隠れているね」「赤い帽子をかぶった子は見つかった?」といった会話が自然と生まれます。こうした位置関係を表す言葉や説明的な表現を使うことで、語彙力や表現力が豊かになっていきます。
さらに、探し絵本での体験は問題解決能力や論理的思考力の基礎を育みます。「前回はここにいたから、今回は違う場所にいるかもしれない」「いつも特定のものの近くにいる傾向がある」など、子どもなりの「探す戦略」を立てる過程で、論理的な思考パターンが自然と身についていくのです。
親子の絆を深める探し絵本の魅力

探し絵本の魅力は教育的側面だけではありません。親子の絆を深める特別な時間を創出する力を持っています。
探し絵本を開くと、自然と家族が集まってきます。「あっ、見つけた!」「こっちにもいるよ!」という声が飛び交い、発見の喜びを共有する瞬間が生まれます。このような共同体験を通じて、家族の一体感や思い出が形成されていくのです。特に、忙しい現代社会において、こうした「一緒に何かを楽しむ時間」はますます貴重になっています。
また、探し絵本は父親の育児参加を自然に促す効果も期待できます。「パパを探して!」「ママはどこにいるかな?」という問いかけは、パパ自身も絵本の世界に引き込みます。多忙な日々の中でも、この15分間の読み聞かせの時間は、かけがえのない親子の絆を深める特別な時間となるでしょう。
「うちの子はいつも自分を見つけると『私だ!』と大喜びしています。何度読んでも毎回違う発見があるようで、毎晩のお気に入りの一冊になりました」というママの声も多く寄せられています。このように、探し絵本は単なる「読み物」ではなく、家族の温かいコミュニケーションを育む媒体として機能しているのです。
子どもの成長とともに、探し絵本との関わり方も変化していきます。小さい頃は親と一緒に探していたものが、成長すると自分で夢中になって探すようになり、さらに大きくなると弟や妹に「ここにあるよ」とヒントを出すお兄さん・お姉さんの役割を担うようになります。このような変化そのものが、子どもの成長の証であり、家族の歴史を刻む思い出となるのです。

【年齢別】おすすめ探し絵本の選び方
探し絵本は子どもの年齢や発達段階によって、楽しみ方も選び方もぐっと変わってきます。「どの絵本が我が子に合うのだろう?」と悩むパパママも多いはず。ここでは年齢別に適した探し絵本の選び方をご紹介します。子どもの成長や興味に合わせた一冊を見つける参考にしてくださいね。
0〜2歳向け:初めての探し絵本の選び方
乳幼児期の子どもたちにとって、初めての探し絵本との出会いは刺激的な体験です。この時期のこどもに選ぶときは、シンプルで分かりやすい探し絵本がおすすめです。
色彩が鮮やかで、大きな絵が描かれたものが視覚的に分かりやすく、赤ちゃんの目を引きます。特に原色や対比がはっきりした色使いの絵本は、視覚が発達途上の赤ちゃんにとって認識しやすいものです。
ページ数は少なめで、一つのページに隠されているものが1〜3個程度と、シンプルな構成の探し絵本を選びましょう。「どこ?」の質問に対して「ここ!」と指さしできるような、明確な”答え”がある絵本が理想的です。
また、この年齢では絵本の素材も重要なポイント。厚紙絵本やボードブックなど、小さな手でも扱いやすく、口に入れても安全な素材の絵本を選びましょう。角が丸くなっているものも安心です。
0〜2歳におすすめの探し要素
・身近な動物(イヌ、ネコ、ウサギなど)
・果物や野菜などの食べ物
・日常生活の身近なもの(ボール、くつ、ぼうしなど)
・家族の顔(パーソナライズ絵本)
3〜4歳向け:観察力が育つ探し絵本
3〜4歳になると、言葉の理解力や集中力が飛躍的に伸び、より複雑な探し絵にも挑戦できるようになります。この時期は好奇心が旺盛で「なぜ?」「どうして?」と質問が増える時期でもあります。
一つのページに5〜10個程度の探し物があり、テーマ性のある探し絵本が最適です。例えば、「動物園で迷子になった子ゾウを探そう」といったストーリー性があると、子どもは物語に引き込まれながら探す楽しさを味わえます。
言葉の発達に合わせて、「〇〇の隣にある△△を探してみよう」など、位置関係や特徴を説明しながら探せる絵本も良いでしょう。この年齢になると、単に「見つけた!」だけでなく、「なぜそこにいるの?」「何をしているの?」と想像力を膨らませる会話も生まれます。
3〜4歳におすすめの探し要素
・シリーズものの特定キャラクター(ウォーリーなど)
・テーマパークや街中など日常より少し広い世界観
・特定の色や形のもの(「赤いものをすべて探そう」など)
・季節の行事に関連するアイテム
5〜6歳向け:論理的思考が磨かれる探し絵本

就学前の5〜6歳になると、より複雑な思考や推理が可能になります。この時期は「なぜそうなるのか」という因果関係への興味や、問題解決能力が芽生える大切な時期です。
一つのページに多くの要素が描かれ、ストーリーの流れに沿って探す必要がある絵本は、論理的思考力を養うのに最適です。例えば、前のページで起きた出来事の続きを予想しながら探したり、特定の登場人物の「動きの軌跡」を追ったりする要素があると、思考力が鍛えられます。
また、「間違い探し」の要素が含まれる探し絵本も、比較や観察の力を育てるのに効果的。「左右で違うところを5つ見つけよう」といった課題は、細部への注意力と集中力を高めます。
文字が読めるようになる子も増えるこの時期は、探す対象をリスト化した絵本や、簡単なヒントやクイズ形式になっている探し絵本も楽しめるようになります。
5〜6歳におすすめの探し要素
・複数の条件を満たすもの(「赤い帽子をかぶった女の子」など)
・時間経過や物語展開に関連した探し物
・謎解き要素を含むもの
・数字や文字、記号など学習につながる要素
・ナンセンス絵本や「ありえない状況」を見つける要素
年齢を超えて長く楽しめる探し絵本の特徴
子どもの成長は個人差があり、同じ年齢でも興味や発達の度合いは様々です。そのため、長く愛用できる探し絵本を選ぶことも大切なポイントになります。
複数の難易度レベルが用意されていたり、年齢によって異なる楽しみ方ができる探し絵本は、成長に合わせて長く活用できる一冊になります。例えば、小さいうちは「赤いボールを探そう」と単純な探し方から始め、成長とともに「指定された順番通りにアイテムを探す」など複雑な遊び方へと発展させられる絵本がおすすめです。
また、絵の細部までこだわりがある探し絵本は、見るたびに新しい発見があり、長く楽しめます。MY STELLA(マイステラ)の探し絵本では、メインの探し物以外にも、各ページに細かな仕掛けや小さなエピソードが散りばめられているため、読み返すたびに新たな発見があります。
何より大切なのは、子どもが主体的に「探したい!」と思える内容かどうか。子どもの好きなテーマやキャラクター、興味のある世界観が描かれた絵本であれば、自然と何度も手に取るようになります。特に自分自身や家族が登場するパーソナライズ絵本は、特別な愛着を持って長く楽しめるでしょう。
探し絵本選びで迷ったときは、図書館で数種類借りて子どもの反応を見たり、書店で実際に開いてみたりして、お子さんの興味を引くかどうかをチェックしてみるのも良い方法です。子どもが目を輝かせて夢中になれる一冊が、最高の探し絵本です。
【2025年最新】人気探し絵本おすすめ10選(年齢別)

子どもたちの集中力や観察力を楽しみながら育てる探し絵本。2025年に特に人気を集めている絵本を年齢別・タイプ別に厳選してご紹介します。それぞれの絵本の魅力と特徴を詳しく見ていきましょう。
🍼0〜2歳向け|はじめての探し絵本の選び方
視覚刺激・シンプル構成・ボードブックが◎
1. 「どうぶつどこ?」(shimizu作)
ページをめくるたびに、あれ?どこ?
いろんな動物たちが、こっそり背景にまぎれこんでいます。
ぱっと見ただけでは気づかないのに、よく見ると「あ、ここに!」と、思わず声が出てしまう。
絵本を読んでいるというより、絵の中を一緒に探検しているような感覚で、子どもと一緒にワクワクした時間を過ごせました。
絵のタッチもやわらかくて、色づかいもやさしい。
ちょっとしたユーモアや意外な隠れ方もあって、「見つけること」が楽しい、だけじゃなくて、「見ているだけでも気持ちいい」──そんな絵本だと感じました。
探し絵としてはシンプルですが、だからこそ、はじめての“見つけっこ絵本”にもぴったりです。
大人も子どもも、つい夢中になってしまう一冊。
2. 「きんぎょがにげた」(五味太郎作)
五味太郎さんの代表作、また、探し絵本の名作として30年以上愛され続ける「きんぎょがにげた」。金魚鉢から逃げ出した一匹のきんぎょを探す、シンプルでありながら、赤い金魚を様々な場所から探し出す楽しさが詰まっています。
カーテンの水玉模様や花の中、キャンディの瓶やおもちゃの隣など、ページをめくるたびにきんぎょがどこかに隠れています。子どもたちは「どこににげた?」とワクワクしながら、きんぎょを探す楽しさを味わえます。
この絵本は、色彩豊かでユーモラスなイラストが魅力的です。シンプルな構成ながら、子どもたちの好奇心を刺激し、観察力や集中力を育むのにぴったりです。また、親子で一緒にきんぎょを探すことで、コミュニケーションの時間がより楽しいものになります。
絵本の世界がそのまま手のひらに!
『きんぎょが にげた』の世界観をそのままに
さまざまなグッズが展開されています。特に人気なのが、セキグチから発売されている「もっちりぬいぐるみS」です。まんまるのフォルムともちもちとした手触りが特徴で、絵本から飛び出してきたような愛らしさがあります。サイズは約H10×W10×D16cmで、子どもの手にもぴったりです。
他にも、マスコットやぬいバッジ、ポーチ、付箋など、日常使いできるアイテムが多数登場しています。これらのグッズは、絵本と一緒に使うことで、より一層『きんぎょが にげた』の世界を楽しむことができます。
『きんぎょが にげた』は、読み聞かせはもちろん、親子での遊びやギフトにも最適な絵本です。絵本とグッズを組み合わせて、きんぎょの世界を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。
2〜3歳の小さな子どもでも楽しめるシンプルさと、色の識別力や観察力を自然と養える構成が秀逸です。MY STELLA(マイステラ)の調査では、初めての探し絵本として最も多く選ばれている国産の名作絵本です。プレゼントにも最適な一冊です。
🐣3〜4歳向け|好奇心と観察力を育む絵本
「見つける楽しさ+物語の理解」がポイント
3. 「おさるのジョージ さがしてみつけて」(マーガレット レイ)
『おさるのジョージ さがしてみつけて』は、好奇心いっぱいのジョージと一緒に、ページの中からさまざまなものを探し出す楽しさを味わえる探し絵本です。
遊園地や図書館、農場など、身近で親しみやすいテーマの中にたくさんのアイテムが隠れていて、「どこにあるかな?」とじっくり観察する力が自然と育まれます。
イラストは細部まで描き込まれており、見るたびに新しい発見があるのも魅力。ジョージをきっかけに絵本に興味を持ち始めた子にもぴったりで、親子で一緒に楽しめる構成です。小さなお子さまでも取り組みやすく、遊びながら集中力や語彙力を高めたいご家庭におすすめの一冊となっています。
4. 「ミッケ!」シリーズ(ジーン・マルゾーロ作)
子どもたちが小さい頃、何度も夢中になってページをめくった「チャレンジミッケ!」シリーズ。
小ぶりなサイズで手に取りやすく、ほどよい難しさがちょうどよくて、家族みんなで楽しんだ思い出があります。
写真を使った独創的な探し絵本「ミッケ!」シリーズは、実際の小物や人形を使って作られたファンタジー世界の中から、指定されたアイテムを探し出すという趣向です。
日常生活でも目にする身近なものが隠されているため、3歳頃から楽しめるのが特徴。美しく立体的な写真の世界は、子どもの五感を刺激し、言葉の学習にも効果的です。MY STELLA(マイステラ)が行った親子読書調査でも、初めての探し絵本として人気の高い作品です。
5. 「ポケモンをさがせ!」シリーズ
ポケモンと一緒に冒険!探しながら楽しめる大人気絵本
ポケモンの世界を舞台にした探し絵本は、子どもたちの心をつかんで離しません。カラフルでにぎやかなページの中から、ピカチュウやイーブイなどおなじみのキャラクターを探す過程で、集中力や観察力が自然と育まれていきます。ストーリー性のある構成や、地方ごとのポケモン登場など、リピーターが多いのも納得の魅力です。
実際に読んだ方からは「ゲーム以外でもポケモンを楽しめる」「兄弟で取り合うほど気に入っている」といった声も。「さがす」というシンプルな行為の中に、達成感や発見の喜びが凝縮されており、3歳ごろから小学生まで幅広い年齢で楽しめます。プレゼントとしても選ばれることの多い、大人気の探し絵本シリーズです。
6.「オーケストラ 世界の町で楽団員をさがそう!」(クロエ・プラルノ作)
音楽が好きなお子さんにぜひ手渡したい一冊が、『オーケストラ 世界の町で楽団員をさがそう!』です。フランス生まれのこの絵本は、色彩豊かなイラストとユーモラスな構成で、まるで世界旅行をしているような楽しさを味わえます。登場するのは、バカンスに出かけた楽団員たちと、それを探すマエストロとアシスタント。
子どもたちはページのすみずみまで目を凝らしながら、「ここにいた!」と発見の喜びを味わうことができます。
フランス絵本らしい洒落た感性と、異文化へのまなざしが随所にちりばめられており、自然と“世界って広いんだ”という感覚が育まれていくはず。
音楽や文化への関心の芽を、遊びながら育ててくれる一冊として、贈り物にもぴったりです。
🎓5〜6歳向け|論理的思考を磨く探し絵本
条件付き探しや間違い探し、ストーリー進行型が◎
定番人気の海外探し絵本
世界中で愛され続ける海外の探し絵本には、豊かな想像力と緻密な描写が特徴のものが多くあります。長く読み継がれる理由がある名作をご紹介します。
7. 「ウォーリーをさがせ!」シリーズ(マーティン・ハンドフォード作)
探し絵本の王道として不動の人気を誇る「ウォーリーをさがせ!」。赤と白のボーダーシャツに丸メガネというトレードマークの主人公ウォーリーを、様々な時代や場所の緻密に描かれた群衆の中から見つけ出すという単純ながらも奥深い楽しさがあります。
ページ一杯に広がる細部まで丁寧に描き込まれた世界観は、子どもだけでなく大人も夢中になる魅力があります。ウォーリーだけでなく、その仲間たちや特定のアイテムを探す要素も加わり、何度開いても新しい発見がある一冊です。3歳頃から大人まで幅広い年齢で楽しめます。
8. 「チャレンジミッケ!12 おばけだよ」(ウォルター・ウィック作)
「ちょっぴりこわくて、でもワクワクする──そんな夜にぴったりのミッケ。」
今回ご紹介するのは、『チャレンジミッケ!⑫ おばけだよ』。
ハロウィンをテーマに、これまでの名場面を再構成した特別編で、人気の「ミッケ!」シリーズの中でも一味違った魅力が光ります。
嵐の夜、靄に包まれた森の中にあらわれるおばけたち。
迷い込んだ先で出会う“おかしの家”や、空に舞うコウモリたち…。
こわいけれど、どこかおかしくて可愛い世界観が広がっています。
精巧なジオラマ写真の中に隠されたアイテムを探しながら、読み進めるたびに物語のワクワク感が高まります。
まるでハロウィンの夜に小さな冒険をしているような気持ちにさせてくれる一冊です。
絵本ナビでも紹介されているこの絵本は、「ページをめくるたびに、新しい発見がある」と高い評価を得ており、シリーズ累計1,000万部以上の人気もうなずけます。
家族やお友だちと一緒に、声を出して「ミッケ!」と楽しめば、思い出に残るハロウィンになるはず。
9. 「ルッコラのちいさなさがしものやさん」(北澤平祐作)
小さな町で探し物屋さんをしている、小さな女の子ルッコラ。
今日も街の人からの依頼で、猫のローズマリー、伝書鳩のパクチーと一緒に出かけます。
この絵本は、ページをめくるたびに新しい発見があります。まるで宝探しをしているようなワクワク感があり、何度でも楽しめます。
淡いトーンのパステル系の優しい色使いで、細部まで丁寧に描かれたイラストは、ほのぼのとしていて、作家の優しさがにじみ出ているかのよう。きっとあなたのお子様も、ルッコラと一緒に探し物をすることで、観察力や集中力を育むことができるでしょう。また、登場するウサギや猫、愛らしい動物たちにも癒やされます。
子どもだけじゃなくて、大人の方にもおすすめの親子で一緒に楽しめる絵本です。
読み聞かせの時間に、ルッコラたちと一緒に探し物の冒険を楽しんでみてはいかがでしょうか。
パーソナライズできる探し絵本「さがして!みつけて!ふしぎなせかいりょこう」
近年注目を集めている新しいジャンルが、子ども自身や家族が物語に登場するパーソナライズ絵本です。その中でも特に革新的な探し絵本をご紹介します。
10 .「さがして!みつけて!ふしぎなせかいりょこう」(MY STELLA マイステラ)
従来の「名前が入るだけ」の名入れ絵本とは一線を画す、完全オーダーメイドのパーソナライズ絵本。
この絵本では、子どもの名前はもちろん、髪型・肌の色・服の色まで選べて、家族やペットも物語に登場。まさに世界にひとつだけのオリジナルの絵本が完成します。

作り方はとっても簡単。
サイト上でポチポチ選ぶだけで、自分だけの絵本がつくれます。
写真をアップロードするページもあり、プレビュー画面で完成イメージを確認してから購入できるので安心。
PCでもスマホでも注文OKで、忙しい育児の合間にも気軽に制作できます。
魔法の国、妖精の国、人魚の国など、11のふしぎな世界をめぐる冒険。
絵の中から自分や家族をさがす仕掛けに、子どもたちは夢中になります。
観察力や集中力を育むだけでなく、見つけたときの喜びが自己肯定感にもつながります。
また、「パパどこ?」「見つけた!」という声から自然とお父さんの育児参加が生まれるという声も。
絵本の時間が、家族のふれあい時間に変わっていきます。

さらに、思い出やメッセージを残せる“アルバムページ”付きで、
誕生日のプレゼントはもちろん、入学記念や卒業記念にもぴったり。
長く楽しめる、3歳〜8歳頃までの贈り物としておすすめです。
名入れ絵本・オーダーメイド絵本・パーソナライズ絵本をお探しの方へ。
特別な思い出を、特別なかたちで残してみませんか?
特に父親の育児参加を自然に促す効果も注目されており、「パパを探して!」という子どもの声に、お父さんも絵本の世界に引き込まれていきます。3〜8歳頃まで長く楽しめる一冊です。

これらの探し絵本はそれぞれ特徴が異なり、子どもの年齢や興味によって選ぶと良いでしょう。中でもパーソナライズ絵本は、特別な贈り物として喜ばれることが多く、一生の宝物として大切にされます。子どもと一緒に「探す」体験を楽しみながら、集中力や観察力、想像力を育てていきましょう。
番外編.「もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう」(土屋富士夫作)
「もっちゃう、もっちゃう、もうもっちゃう!」
トイレに行きたい気持ちを必死にこらえて、デパートの中をかけまわる男の子・ひでくん。
でも行く先々で、トイレは“こうじちゅう”。
あせる気持ちが高まっていくなか、どんどんおかしな世界にまきこまれていきます。
この絵本の魅力は、なんといってもページいっぱいに描かれたユニークなイラストたち。
探し絵絵本のように「何かを探す」タイプではないのですが、
背景の細かい描きこみや、一人ひとり違う登場人物たちの表情に、思わず目が止まります。
「こんなところに、こんな人が!」
「この看板、よく見ると変じゃない?」
と、子どもと一緒に“見つけて笑う”楽しさが詰まっています。
声に出して読みたくなるリズム、そして、何度見ても新しい発見があるイラストの世界。
読み聞かせにもぴったりの一冊です。
親子で楽しむ探し絵本の読み方テクニック
探し絵本の魅力は、単に絵を眺めるだけでなく、親子のコミュニケーションを通して深まっていくところにあります。ただ読むだけではなく、一緒に探して、発見する喜びを共有することで、絵本タイムはかけがえのない親子の時間になります。
探し絵本を最大限に楽しむコツ
探し絵本を開くとき、いきなり「これを探して」と指示するのではなく、まずはゆっくりとページを眺める時間を大切にしましょう。MY STELLA(マイステラ)のパーソナライズ絵本「さがして!みつけて!ふしぎなせかいりょこう」のように細部まで描き込まれた絵本なら、まずは全体の雰囲気を楽しむことがおすすめです。
年齢に合わせた読み方も重要です。2〜3歳のこどもには「パパはどこかな?」と単純な問いかけから始め、4〜5歳になったら「魔法使いの国でママは何をしているかな?」など状況を想像させる質問に発展させていくといいでしょう。
読み聞かせの声のトーンにも工夫を。「あれ?このお菓子の国にママが隠れているみたいだけど…どこかな?」とミステリアスな声色で問いかければ、こどもの探究心がグッと高まります。発見できたときは「すごい!よく見つけたね!」と大げさなリアクションで喜びを共有することが大切です。
見つけられないときは、「少し上の方を見てみようか」「青い服を着ている人を探してみよう」といったヒントを出しながら、こどもが「自分で見つけた!」という達成感を味わえるようサポートしましょう。
親子の対話を促す質問テクニック
探し絵本を読む際は、単に「これを見つけて」と指示するだけでなく、物語や状況に関連した質問を投げかけることが大切です。例えば:
- 「魔法使いの国では、みんな何を勉強しているのかな?」
- 「お菓子の国のお家は何でできていると思う?」
- 「ドラゴンの国で、パパとママは何をしているのかな?」
このような開かれた質問は、こどもの想像力を刺激すると同時に、観察力も養います。MY STELLA(マイステラ)の探し絵本では、カスタマイズされた家族が様々な状況で登場するので、「パパがこんなことしてたらどう思う?」といった会話も自然と生まれます。

探し絵本を使った知育遊びアイデア
探し絵本は読むだけでなく、様々な知育遊びに発展させることができます。年齢に合わせたアイデアをいくつかご紹介します。
色や形、数の認識を深める遊び
2〜3歳のこどもには、色や形の認識を深める問いかけがおすすめです。「赤いものをいくつ見つけられるかな?」「丸い形のものを探してみよう」といった遊びは、基本的な認知能力を楽しみながら育みます。
4〜5歳になったら「このページには何人の子どもがいるかな?」と数を数える遊びや、「右上の角に何があるか覚えていた?」と記憶力を試す問いかけも効果的です。探し絵本の細部まで注意深く観察する習慣が、学校での学習姿勢にも良い影響を与えます。
ストーリーを広げる創造力ゲーム
絵本の中のワンシーンから、オリジナルストーリーを作ってみるのも楽しい遊び方です。「お菓子の国でママが見つけたケーキ、どんな味がすると思う?」「ドラゴンの国でパパはドラゴンと何を話していると思う?」など、絵から想像を広げる会話を楽しみましょう。
MY STELLA(マイステラ)の探し絵本は、こどもと家族が主人公なので、「もし私たちが本当にこの国に行ったら、何をしたい?」といった問いかけも自然とできます。現実世界と絵本の世界をつなげる想像力が養われます。
身体を使った探し遊びへの発展
絵本での「探す」体験を実生活にも広げてみましょう。絵本を読んだ後に「今度は家の中でママが隠したものを探してみよう」と宝探しゲームに発展させれば、探究心が実生活でも活かされます。
また、「ドラゴンの国にいたような恐竜のおもちゃを探してみよう」「お菓子の国にあったクッキーと似たお菓子を作ってみよう」など、絵本の世界と現実をつなげる体験も貴重です。
パパも一緒に! 家族全員での楽しみ方
探し絵本は父親の育児参加を自然に促してくれるツールでもあります。「パパを探して!」というシンプルな遊びから始まり、徐々に「パパは何をしているところかな?」「パパならこの国で何をしたいと思う?」と会話を広げていきましょう。
特に MY STELLA(マイステラ)のようなパーソナライズ絵本では、実際のパパの姿が絵本に登場するため、こどもも父親も自然と絵本の世界に引き込まれます。休日の夕方や寝る前のひとときに、家族全員で絵本を囲む時間を習慣にすれば、かけがえのない家族の思い出になるでしょう。
探し絵本の世界は、単なる「探す」というゲーム性だけでなく、こどもの知的好奇心や創造力、家族とのコミュニケーションを豊かに育む宝箱です。絵本を開くたびに新しい発見と喜びが生まれる、そんな特別な時間を大切にしてください。
プレゼントにおすすめの探し絵本

子どもへのプレゼント選びに迷ったとき、長く愛用できる絵本は王道の贈り物です。なかでも探し絵本は、単なる「読み物」を超えた特別な価値を持つギフトとして注目されています。特別な日の贈り物として、子どもの成長に寄り添い、家族の絆を深める探し絵本の魅力をご紹介します。
出産祝いに喜ばれる探し絵本
出産祝いは、これから始まる親子の旅の門出を祝う特別なギフト。その中でも探し絵本は、赤ちゃんの成長と共に長く楽しめる贈り物として最適です。
0歳から楽しめる色彩豊かな探し絵本は、赤ちゃんの視覚発達を促す効果も。はじめは鮮やかな色彩や大きな形を認識することから始まり、成長と共に「探す」楽しさへと発展していきます。
出産祝いに探し絵本を選ぶ際のポイントは、シンプルな構成と耐久性。赤ちゃんが口に入れても安全な素材や、破れにくい頑丈な作りのものを選びましょう。特におすすめは、厚紙絵本タイプの「かくれんぼ」シリーズや、布絵本タイプの「さわって探す」絵本です。
出産祝いのラッピングには、赤ちゃんの名前が入ったメッセージカードを添えるとより心のこもった贈り物になります。「これからの成長が楽しみです」「素敵な親子の時間を過ごせますように」など、温かいメッセージを添えましょう。
誕生日や記念日にぴったりのギフト選び
子どもの誕生日や入園・入学などの記念日には、その年齢や興味に合わせた探し絵本を選ぶことがポイントです。
2〜3歳の誕生日なら、シンプルな「探す」楽しさを味わえる絵本がおすすめ。「ウォーリーをさがせ!」シリーズの簡易版や、「いないいないばあ」の発展形として楽しめる探し絵本が喜ばれます。
4〜5歳になると、より複雑な探し絵本に挑戦する時期。「ウォーリーをさがせ!」の本格シリーズや、「かくれんぼえほん」シリーズなど、じっくり考えながら探す仕掛けが詰まった絵本が楽しめるようになります。
小学生になると、ストーリー性と組み合わさった探し絵や、謎解き要素が加わった探し絵本が最適。「ミッケ!」シリーズの上級編や、「迷路絵本」との組み合わせも知的好奇心を刺激します。
特別な記念日には、子どもが主人公になれるパーソナライズ探し絵本もおすすめです。MY STELLA(マイステラ)の「さがして!みつけて!ふしぎなせかいりょこう」は、子どもの名前や外見はもちろん、家族やペットまで物語に登場。11の不思議な国々を舞台に、自分だけの冒険を楽しめる特別な一冊です。
このパーソナライズ絵本の魅力は、「自分だけの物語」という特別感。子どもの名前が入り、さらに姿かたちまでカスタマイズされた主人公が、大好きな家族と一緒に冒険する物語は、強い自己肯定感を育みます。また、家族やペットが隠れている「探し絵」の要素も、何度も読み返したくなる工夫が凝らされています。
絵本をプレゼントする際は、子どもの現在の年齢だけでなく、「これから長く楽しめるか」という視点も大切です。子どもが大切に思う家族やペットが登場する探し絵本は、成長しても手放せない思い出の一冊になります。
特別な日に贈りたいパーソナライズ探し絵本の選び方
パーソナライズ探し絵本を贈り物として選ぶ際は、以下のポイントにも注目してみましょう:
・カスタマイズの細かさ:名前だけでなく、外見や好きなものまで反映できるか
・製本の品質:長く読み継げる頑丈さと安全性があるか
・環境への配慮:FSC認証紙など環境に優しい素材を使用しているか
・成長記録としての機能:写真やメッセージを残せるような工夫があるか
こどもの記念日に贈る探し絵本は、単なる「モノ」ではなく、成長と共に意味が深まる「思い出」になります。大切な方への贈り物には、長く愛される品質と思いが込められた一冊を選びたいものです。
MY STELLA(マイステラ)の「さがして!みつけて!ふしぎなせかいりょこう」は、オーガニックコットンのギフトバッグ付きで贈り物にぴったり。180度開く特殊製本や角丸加工など、細部まで子どものことを考えた作りも、贈り物としての価値を高めています。
まとめ
探し絵本は子どもの観察力や集中力、論理的思考を楽しく育む最高の知育ツールです。年齢に合わせた選書がポイントで、0〜2歳は「いないいないばあ」のような単純な仕掛け、3〜4歳は「ウォーリーをさがせ!」などの観察力を育むもの、5〜6歳からは「迷路絵本」など複雑な課題に挑戦できる作品がぴったりです。特に国内作家では、かこさとしさんの「からすのパンやさん」や五味太郎さんの作品が定番として愛され続けています。
親子での読み方も重要で、「見つけられた!」という達成感を大切に、焦らず子どものペースに合わせましょう。また、出産祝いや誕生日プレゼントとしても喜ばれ、特にパーソナライズできる絵本は特別な贈り物になります。子どもの「好き」を見つける第一歩として、まずは図書館で何冊か試してみるのもおすすめです。探し絵本との出会いが、お子さんの知的好奇心を刺激し、親子の素敵なコミュニケーションツールになりますように。